都心オフィスビル投資の強み

不動産ビル投資をはじめる際に、都心のビルと郊外のビル、どちらに投資すべきか困る人は多いかと思います。今回は都心と郊外のそれぞれのメリットとデメリットを比較して、投資するにはどちらが良いのか、解説していきます。

都心の不動産ビル投資のメリット

都心の不動産ビル投資のメリットは以下の3つです。

①価格が比較的安定している。

都心の不動産ビルは、ある程度築年数が経過しても、価格が一気に落ちるということはなく安定しているという特徴があります。

②融資が利用しやすい。

上記のように、価格が安定しているために銀行からの評価が高く、そのため融資を利用しやすいです。

③空室になるリスクが低い。

不動産投資において、空室になってしまうと賃料を充分に確保できず最悪の場合、赤字になってしまうリスクがあります。しかし、都心の不動産ビルは賃貸需要が高いため、空室になるリスクが低いといえます。

都心の不動産ビル投資のデメリット

都心の不動産ビル投資のデメリットは以下、2つです。

①購入価格が高い

都心の不動産ビルは購入価格が高いのが特徴です。購入価格が高いということは、その分利回りも低くなります。また、固定資産税も高額です。

②現状回復費用が発生しやすい。

賃貸物件の場合、都心は需要が高いために回転率が速く、高頻度で現状回復費用が発生します。

郊外の不動産ビル投資のメリット

郊外の不動産ビル投資のメリットは以下、2つです。

①購入価格が低い。

郊外の不動産ビルは購入価格が低いのが特徴です。そのため、都心の不動産ビルと同じ価格帯で、よりグレードの高い不動産の購入が可能です。

②利回りが高い。

上記のように、購入価格が低いために、利回りが高く、キャッシュフローにも余裕ができます。

郊外の不動産ビル投資のデメリット

郊外の不動産ビル投資のデメリットは以下、2つです。

①空室リスクが高い。

賃貸需要は、都心よりも郊外の方が低くなる傾向にあります。そのため、郊外の方が空室リスクが高くなってきます。

②修繕コストが高い。

郊外の不動産ビルは、占有面積が広いことが多いです。その分、リフォームなどの修繕コストもより高くなってしまうという側面があります。

③銀行からの評価が低い。

郊外の中古物件は土地が安いため、銀行からの評価が低くなる傾向にあります。そのため、返済期間が短く金利も高くなってきます。

着実な投資を考えるなら都心がおすすめ

都心と郊外の不動産投資を比較することで、それぞれ一長一短があることがおわかりいただけたかと思います。少ない自己資金ではじめるなら郊外を選択する方法もありますが、人口推移予想などして着実に不動産投資をはじめるのであれば、都心を選択するのがおすすめといえるでしょう。リスクを取ってハイリターンを期待するなら「郊外」、リスクを抑えて、着実に安定的な利益を求めるなら「都心」がおすすめです。